絵本を開いて 色を楽しむというだけでもセラピーのように感じる本でしたが、お話を読むと、これが物語ではなく、実話だということをすごく感じました。
絵本というものからも、子供達には、まぼろしや嘘でなく本当のこと、
真理をもっともっと知ってほしいなと思いました。
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春が来て青虫がかいこになり、蝶になる。この一連の流れが、とても想像力豊かに描かれていると思った。青虫が蝶になるということについて、いままでなにも思わなかったが、そうなるためには春がくること、食べ物があること、
いのち がけで変わることが必要であるということから、「いのち」の存在を強く感じた。
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“命の誕生”がとても真っすぐに描かれていて、絵もとてもフワフワしていて、引きつけられるものがありました。絵の感じは大人向きだと思いましたが、内容は小さな子どもにも伝わると思います。むしろ、小さい子どもに読み聞かせてあげたくなります。小さい子に“命の説明”ができる絵本だと思いました。